とうとう、GoogleからAIエージェントGemini CLIが発表されました。
コマンドラインインタフェースでAIと会話するのは、ブラウザでチャットするのとは興奮の度合いが全然違います。やはり、子どもの頃に観た未来の世界でコンピュータと会話する場面といえば、コマンドラインインターフェースの画面と相場は決まっていました。そんな場面を夢見て、高校生の時には、人工知能ならぬ、「人工無脳」という、入力された質問に対して関係ありそうな単語をかき集めて意味がありそうな回答をするというチャットボットを夢中で作っていたことが懐かしく思い出されます。
もちろん、Gemini CLIは、そんな懐古趣味のためにあるわけではありません。
開発者は、日夜、自分のターミナル画面内で、コードを書いたり、ビルドしたり、デバッグしたりして、開発を行なっています。その自分のターミナル内で、AIエージェントGemini CLIが動作しているのです。もう、AIが、コードを書いたり、ビルドしたり、デバッグしたりして、開発できるってことですよ。チャットにコードを貼り付けて質問している場合じゃありません。
パーソナルコンピュータが、昔はコマンドラインインターフェースで使う必要があったのに対して、今ではGUIで使うのが当たり前になったのと同じことが、きっとAIエージェントにも起こるのでしょう。おそらく、最終的には音声での会話で全て完結できることになるでしょう。
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